FP3級試験は「日本FP協会」と「きんざい」のどっちを受けたらいいんだろう?
自分の生活に役立てるためのFP受検ならどっちだろう?
学科試験と実技試験の違いはなんだろう?
このような方へ向けた記事です。
FP3級は「FP協会」と「きんざい」の2つの機関が実施しており、どちらを受けたらよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
またFPの知識を学ぶ目的が「自分の生活に役立てるため」なら、どっちの試験がより最適なのでしょうか。
当記事の結論は
大きな違いはないが、迷ったら「FP協会」がおすすめ
です。
こちらでは、FP3級の受検先を選ぶ時のポイント2つをご紹介。
また日常で使うためのFP受検なら「FP協会」がおすすめな理由や、FP3級の「学科」と「実技」の違いについても詳しく解説しています。
この記事でわかること
FP3級をどっちで受けたらよいか選ぶポイント2つ|「実技試験」と「試験会場」
国家資格であるFP技能士検定は
- NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)
- 一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)
の2つの機関が実施しています。
試験を申し込むときに自分が受ける方に申し込みをします。
そのため申し込みをする前に、どちらの機関の試験を受けるかをあらかじめ決めておく必要があります。
「FP協会」と「きんざい」の違いは
の2点だけです。
FP3級をどちらで受けたらよいか迷ったら「実技試験」と「試験会場」を見て好きな方を選べばOKです。
それぞれ詳しく解説します。
FP3級をどっちで受けるか選ぶポイント1|実技試験
FP3級は「学科」と「実技」の2つの試験があり、両方の試験に合格してはじめて"FP3級合格"となります。
学科試験は「FP協会」と「きんざい」で共通ですが、実技試験がこの2機関で違います。
まずは学科試験と実技試験の特徴と違いを見てみましょう。
FP3級 学科試験と実技試験の特徴と違い
FP3級の学科試験と実技試験で学ぶ知識は基本的に同じですが、問題の出題のされ方が違います。
FP3級「学科試験」と「実技試験」の概要
学 科 | 実 技 | ||
FP協会 | きんざい | ||
出題形式 | マークシート ◯╳式30問 3択式30問 | マークシート 3択式20問 | マークシート 3択式 事例形式5題15問 |
試験時間 | 120分 | 60分 | 60分 |
合格ライン | 60点満点で36点以上 (6割以上) | 100点満点で60点以上 (6割以上) | 50点満点で30点以上 (6割以上) |
実技試験といっても学科試験と同じようにマークシート方式で筆記試験です。
面接や論述式の試験ではありません。
学科試験はFPの基本的な知識が問われるのに対し、実技試験は計算問題や資料を読み解いて回答する実践的な内容が多いです。
一見難しそうに思えるかもしれませんが、過去10回の合格率を見ると「学科」と「実技」ではあまり変わらず、難易度は大きく変わりません。
(※FP3級試験の合格率については後述)
>>先に見たい方は「FP3級 FP協会 ときんざい の合格率を比較」へスキップ
実技試験も過去問を解くことでしっかりと対策することができます。
FP3級の実技試験は3種類
FP3級の実技試験は3種類あり、FP協会が「資産設計提案業務」、きんざいが「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」を実施しています。
FP3級の実技試験
実施団体 | 実技試験 |
日本FP協会 | 資産設計提案業務 |
きんざい | 個人資産相談業務 |
保険顧客資産相談業務 |
「FP協会」が1種類、「きんざい」が2種類あります。
FP3級の実技試験3種類の出題範囲
3つの実技試験の出題範囲は次の通りです。
FP3級 実技試験の出題範囲
ライフ | 保険 | 金融 | 税金 | 不動産 | 相続 | ||
FP協会 | 資産 | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
きんざい | 個人 | ⭕️ | ✖️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
保険 | ⭕️ | ⭕️ | ✖️ | ⭕️ | ✖️ | ⭕️ |
「資産設計提案業務」は全ての分野から出題されますが「個人資産相談業務」は「保険」が、「保険顧客資産相談業務」は「金融」と「不動産」の出題がありません。
「FP協会」が6分野、
「きんざい」は「個人」が5分野、「保険」が4分野です。
FP3級 学科試験と実技試験の出題範囲を比較
FP3級の実技試験の出題分野を見ると、「FP協会」よりも「きんざい」の方が少ないため、「簡単?!」って思ってしまわないでしょうか。
ただし、ここで注意点があります。
「きんざい」も学科は6分野全てから出題されます。
結局どちらを選んでも最終的には6分野全てを勉強しなければならないんですね。。
FP3級 学科と実技試験の出題範囲
ライフ | 保険 | 金融 | 税金 | 不動産 | 相続 | |||
学科(共通) | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ||
実技 | FP協会 | 資産 | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ |
きんざい | 個人 | ⭕️ | ✖️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | |
保険 | ⭕️ | ⭕️ | ✖️ | ⭕️ | ✖️ | ⭕️ |
また「きんざい」は出題分野が少ない分、「FP協会」よりも問題が「狭く深く」なっています。
FP協会の方が「広く浅く」出題されるため、易しい印象があります。
FP3級の実技試験3種類の概要
FP3級の実技試験3種類の概要は次の通りです。
FP3級 実技試験の内容
FP協会 | きんざい | |
出題形式 | マークシート 3択式20問 | マークシート 3択式 事例形式5題15問 |
出題科目 | ・資産設計提案業務 | ・個人資産相談業務 ・保険顧客資産相談業務 |
試験時間 | 60分 | 60分 |
合格ライン | 100点満点で60点以上 6割以上の正答 | 50点満点で30点以上 6割以上の正答 |
「FP協会」の問題数は20問で「きんざい」は15問。
「きんざい」の方がゆっくり問題を解けるメリットがある一方、1問あたりの配点が大きいので、間違えたときのダメージも大きいです。
問題数の少ない「きんざい」と1問あたりの配点が小さい「FP協会」•••。
どっちがいいのでしょうか?
3級はFP協会の実技試験(20問)で「時間が足りない」ということもあまりないと思いますので、個人的には
問題数の多いFP協会の方が無難
かと思います。
FP3級の実技試験3種類の特徴
FP3級の実技試験3種類の特徴は次の通りです。
FP3級 実技試験の特徴
- 資産設計(FP協会) :人々のくらしに直結した内容から幅広く出題
- 個人資産(きんざい):人々のくらしに直結した内容から幅広く出題
- 保険顧客(きんざい):保険分野を中心に出題、保険業に就きたい方向け
この中で「資産設計提案業務(FP協会)」と「個人資産相談業務(きんざい)」が同じ種類の試験になります。
「ライフプランニング」や「金融」「税」など私たちの暮らしに関わる問題が広範囲から出題されます。
一般的にイメージされている「家計の幅広いアドバイスをするFP」を目指したい受検生におすすめの試験です。
また「FPの知識を自分の生活に役立てるために学びたい」という方が多く受検していると思われる試験です。
一方、きんざいの「保険顧客資産相談業務」は保険分野からの出題が4割と比重が高く、保険業に携わっている方が受けることが多い試験です。
FP3級の実技「資産設計提案業務(FP協会)」と「個人資産相談業務(きんざい)」の試験内容の違いは?
こちらではFP3級の実技試験「資産設計提案業務(FP協会)」と「個人資産相談業務(きんざい)」の試験内容の違いについて解説します。
この2つは"同じ種類の実技試験"と位置づけらていますが、細かい部分ではそれぞれ特徴や明確な違いがあります。
キャッシュフロー表の穴埋め問題
一番大きな違いは、「個人資産相談業務(きんざい)」にはキャッシュフロー表の穴埋め問題が出ないことです。
家計の金融資産残高などを求める計算問題です。
キャッシュフロー表はFP協会の実技試験では毎回出る定番の問題。
FP協会では民間資格として実施している「AFP」でもキャッシュフロー表を取り入れており、FP業務の基本として重要視していると考えられます。
キャッシュフロー表の作成は自分のライフプラン計画にも役立つスキル。
FP3級では勉強できるいい機会ですよね。
きんざいは "会社員や個人事業主"、FP協会は"一般の家庭"•••?
また他の特徴としては、きんざいは"会社員や個人事業主"のくらしに関わる問題が多く、FP協会はそれらに限定していないことです。
「きんざい」の「ライフ」と「税金」はほぼ全て会社員か個人事業主のケースを問う内容となっています。
FP3級の実技「FP協会」と「きんざい」
「ライフ」の頻出問題
- FP協会•••キャッシュフローやバランスシート、6つの係数など
- きんざい•••会社員や個人事業主の老齢年金など
「税金」の頻出問題
- FP協会•••所得金額や所得控除の計算など(会社員・個人事業主に限定していない)
- きんざい•••会社員や個人事業主の所得金額や所得控除の計算など
このように、どちらも私たちの身近なくらしにまつわる問題ですが、出題方法にそれぞれの特性があることが分かります。
FP3級の過去問【「FP協会」と「きんざい」が無料で提供】
FP3級試験の過去問は実施機関である「FP協会」と「きんざい」のホームページから無料でダウンロードすることができます。
実際に解いてみて、解きやすい方を選ぶといいかもしれません。
FP3級 実技試験の頻出問題をもっと知りたい方は•••
「史上最強のFP3級問題集22-23年版」に、「学科試験」と3つの実技試験それぞれの過去11年間の出題率ランキングが掲載されています。
実技の「資産」「個人」「保険」それぞれの出題率ランキングがわかり、他の教材にはない情報なので、おもしろい問題集だな〜と思います。
当記事でも参考にさせていただきました。
ただし「史上最強のFP3級問題集22-23年版」は実際の過去問も載っていますが、中心なのは過去問を参考に作成したオリジナル問題です。
全て実際の過去問が載っている問題集が好きな方は、こちらの記事で多数紹介していますのでぜひあわせてご覧ください。
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FP3級「FP協会」と「きんざい」の合格率を比較
FP3級の実技試験を選ぶときに見逃せないのが「合格率」です。
なぜなら「FP協会」と「きんざい」の合格率はかなりの差があるからですね。
こちらでは2機関の合格率を比較してみましょう。
FP3級「FP協会」と「きんざい」の過去10回の合格率
両機関の過去10回の合格率は、
- FP協会:84%
- きんざい:52%
※学科+実技の平均
と、「FP協会」の方が学科・実技ともに合格率が高いです。
「FP協会」FP3級 過去10回の合格率
「FP協会」FP3級 過去10回の合格率
試験日 | 学科 | 実技 |
2022年9月 | 80.78% | 84.44% |
2022年5月 | 83.37% | 90.33% |
2022年1月 | 87.01% | 90.75% |
2021年9月 | 84.69% | 80.50% |
2021年5月 | 83.25% | 76.65% |
2021年1月 | 87.92% | 86.53% |
2020年9月 | 89.64% | 88.04% |
2020年5月 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 85.34% | 79.45% |
平均 | 84.45% | 84.01% |
学科(84.45%)+実技(84.01%)=平均84.23% |
「きんざい」FP3級 過去10回の合格率
「きんざい」FP3級 過去10回の合格率
試験日 | 学科 | 実技(個人) | 実技(保険) |
2022年9月 | 43.41% | 58.23% | 43.28% |
2022年5月 | 49.03% | 62.24% | 45.64% |
2022年1月 | 62.52% | 53.14% | 39.53% |
2021年9月 | 53.31% | 43.25% | 48.68% |
2021年5月 | 47.81% | 59.63% | 47.76% |
2021年1月 | 63.75% | 58.63% | 56.01% |
2020年9月 | 69.28% | 35.28% | 56.20% |
2020年5月 | 中止 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 65.43% | 50.22% | 48.19% |
2019年9月 | 62.77% | 45.44% | 43.31% |
平均 | 57.47% | 51.78% | 47.62% |
学科(57.47%)+実技個人(51.78%)+実技保険(47.62%)=平均52.29% |
FP3級の合格率は「FP協会」が84%で「きんざい」が52%と、かなりの差があります。
FP3級の合格率が「FP協会」と「きんざい」で差があるのはなぜ?
FP3級の合格率が「FP協会」の方が「きんざい」よりもだいぶ高いのはなぜなのでしょうか。
特に学科は全く同じ試験内容ですが、過去10回の合格率を見ると「FP協会」が84%、「きんざい」が57%で27%も違います。
2機関の合格率に差があるのは、次の2つの理由からだと考えられます。
- 実技試験は「きんざい」の方が少し難しいから
- 学科試験は受検者層が違うから
国家資格のFP3級は2機関のどちらで取得しても価値は同一。
難易度も基本的には同じとされています。
ただ個人的な感想では、両方解いてみると実際には「きんざい」の方がちょっとだけ難しい気がします。
その理由は「きんざい」の方が試験範囲の分野が少ない分、問題の内容がより深くなっているから?かなと思います。
また学科試験の合格率の差は受検者層の違いが影響していると言われています。
「FP協会」は個人の受検者が多く、一方「きんざい」は金融サービス従事者などの団体受検が多いようです。
背景には2002年に現在の「FP技能士検定」がスタートする前に両団体がもともと実施していた試験からの流れがあります。
当時「きんざい」は金融サービス従事者向けの「金融渉外技能審査(きんざいFP)」、「FP協会」は一般も対象とした「CFP」「AFP」の資格制度をそれぞれ実施していました。
(※「金融渉外技能審査」は「FP技能士検定」と入れ替わる形で2001年に終了、「CFP」「AFP」は現在も運用されています)
「FP協会」の受検者の方が自発的に申し込みをする人が多く、試験への真剣度が高いため、合格率の差に影響していると考えられています。
FP3級の知識を"自分の生活に役立てるため"なら「FP協会」がおすすめな理由2つ
FP3級を受検する方には「FP業で独立するため」「会社の人事評価のため」など仕事を目的とした方のほか、主婦や学生、金融業以外の社会人もいらっしゃいます。
FP資格を学ぶ目的が"自分のくらしに役立てるため"という受検者層も一定数いると考えられます。
日常で使うための知識やスキルの習得が目的なら「きんざい」よりも「FP協会」がおすすめかと思います。
理由は次の2つあります。
一つづつ、解説します。
FP3級"自分の生活で役立てたい"なら「FP協会」がおすすめな理由①|キャッシュフロー表の出題
FP3級を学ぶ目的が"自分の生活で役立てるため"なら「FP協会」がおすすめな理由の一つ目は
キャッシュフロー表の計算問題が出るから
です。
家計の金融資産残高などを計算するキャッシュフロー表は「FP協会」の実技試験では毎回出る定番問題。
「きんざい」では出題されないのが、2機関の大きな違いの一つかなと思います。
実際に自分の家計でも
・「キャッシュフロー表を使って将来の資金計画を作ってみたい」
という方は「FP協会」の実技試験がおすすめです。
FP3級"自分の生活で役立てたい"なら「FP協会」がおすすめな理由②|バランスよく学べる&試験対策がしやすい
FP3級を学ぶ目的が"自分の生活で役立てるため"なら「FP協会」がおすすめな理由の2つ目は
6分野から出るのでバランスよく学べる & 試験対策がしやすいから
です。
FP3級実技の出題範囲は
- 資産設計提案業務(FP協会)•••6分野
- 個人資産相談業務(きんざい)•••5分野(保険 以外)
- 保険顧客資産相談業務(きんざい)•••4分野(金融・不動産 以外)
からでした。
FP協会の実技試験は"広く浅く"出る傾向にあり、また定番問題も多いため試験対策がしやすいかと思います。
FP協会の定番問題は•••
- キャッシュフロー表の計算
- バランスシート
- 保険証券の分析
- 相続人、相続分
- 6つの係数
- 建築基準法
などがあります。
試験対策にたくさんの時間をかけずに、幅広くお金の知識を習得したい方には「FP協会」がおすすめです。
逆に「保険分野はいらないよ」「会社員や個人事業主の年金や所得控除に力を入れて勉強したいな」という方は「きんざい」がおすすめとなります。
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FP3級をどっちで受けるか選ぶポイント2|試験会場
FP3級をどちらで受けるか決めるときのポイント2つ目は、受検する地区や試験会場です。
FP試験の実施団体である「FP協会」と「きんざい」は、試験会場が異なります。
どちらも全国47都道府県に試験会場があり、FP協会は都市部中心、きんざいは都市部に加えて地方や離島などより細かいエリアに会場が設置されています。
FP試験 FP協会ときんざいの試験会場数
FP協会 | きんざい | |
受検地 | 56地区 | 130地区 |
試験会場 | 約140会場 | 約340会場 |
試験会場はきんざいの方がFP協会よりも2.5倍ほど多く、地方エリアや離島にも多いです。
地方在住の方はきんざいの方が受けやすかもしれません。
両団体とも過去の試験会場をホームページで掲載しています。
毎回必ず同じ会場とは決まっていないようですが、目安になるかもしれません。
FP協会⇨過去の会場一覧
きんざい⇨過去の会場一覧
つづいて、FP3級の「FP協会」と「きんざい」の共通点を見てみましょう。
FP3級試験「FP協会」と「きんざい」の共通点5つ
FP3級の実施機関である「FP協会」と「きんざい」の試験の共通点は5つあります。
一つづつ解説します。
FP3級「FP協会」と「きんざい」の共通点1|取得できる国家資格の価値は同一
FP3級試験に合格すると
3級ファイナンシャル・プランニング技能士
という国家資格が取得できます。
どちらの機関で受検してもこの「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」という国家資格が得られて、価値は同一です。
FP3級「FP協会」と「きんざい」の共通点2|学科試験
FP3級の学科試験は「FP協会」「きんざい」ともに同じ内容です。
制限時間120分で、マークシート形式の60問の問題を解きます。
合格ラインは60満点中36点以上で、6割の正答率です。
FP3級学科試験の概要
(「FP協会」「きんざい」共通)
種 目 | 出題形式 | 合格基準 | 試験時間 |
学科試験 | マークシート ◯╳式 3択式 | 60点満点で 36点以上 | 120分 |
FP3級「FP協会」と「きんざい」の共通点3|試験日程
FP3級の試験日程は「FP協会」と「きんざい」ともに年3回(5月・9月・1月)で同じ日時に実施されます。
- 5月:5月の第4日曜日
- 9月:9月の第2日曜日
- 1月:1月の第4日曜日
FP3級の2023年度の試験日程は下記のとおりです。
2023年度 FP3級試験日程
第 1 回 | 申請受付:2023年3月17日(金)〜4月7日(金) 【試験日】2023年5月28日(日) 発表:2023年7月4日(火) |
第 2 回 | 申請受付:2023年7月5日(水)〜7月25日(火) 【試験日】2023年9月10日(日) 合格発表:2023年10月20日(金) |
第 3 回 | 申請受付:2023年11月14日(火)〜12月5日(火) 【試験日】2024年1月28日(日) 合格発表:2024年3月8日(金) |
FP試験は受検申請の締め切りが試験日の約2カ月〜1カ月半前と、結構早いです。
先に受検する回を決めておくとスムーズに申し込みできます。
FP3級試験の学科と実技の時間は次の通りです。
FP3級 学科・実技の試験時間
種 目 | 試験時間 |
学科試験 | 10:00〜12:00 (120分) |
実技試験 | 13:30〜14:30 (60分) |
FP3級「FP協会」と「きんざい」の共通点4|受検料
FP3級の受検料は「日本FP協会」と「きんざい」ともに8,000円で、同じ金額です。
FP3級の受検料
受検料 | 内 訳 |
8,000円 | 学科4,000円+実技4,000円 |
自分が申し込む方の実施機関に支払いをします。
支払い方法はクレジットカード、銀行振込、コンビニ払いがあります。
FP3級「FP協会」と「きんざい」の共通点5|FP2級の受検資格
FP3級は上位資格であるFP2級の受検資格にもなっていますが、どちらの機関で3級に合格しても、どちらの機関の2級を受検することができます。
FP3級のFP2級に対する受検資格
さらに、最終的にFP1級やAFP、CFPの受検を考えている方もいらっしゃるかもしれません。
FP1級(学科はきんざいのみ実施)、AFP、CFPは3級・2級の受検した機関はどちらでも大丈夫です。
3級・2級が「FP協会」で1級が「きんざい」もOK、3級・2級が「きんざい」でAFP、CFP受験もOKです。
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まとめ|FP3級はどっちを受ければいい? "自分の生活で役立てたい"なら「FP協会」がおすすめ
というわけで今回は「FP3級は FP協会ときんざい のどっちを受ければいい?"自分の生活に役立てたい "なら FP協会 がおすすめ」についてご紹介しました。
内容をまとめます。
FP3級をどっちの機関で受けたらよいか迷った時のチェックポイント2つは
でした。
"自分の生活に役立てるためのFP3級受検なら「FP協会」がおすすめ" な理由2つは
でした。
FP3級試験の「FP協会」と「きんざい」の共通点5つは
でした。
日常生活に役立つお金の知識が学べるFP3級試験。
「FP協会」でも「きんざい」でもそれは全く同じで変わりありません。
ただ、同じ国家資格の試験ですが、よくよく見ると細かい内容は少し違うので、ぜひご自身に合った試験選びをしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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