FP3級の難易度はどれくらいだろう?
よく「簡単」って聞くけど本当?
合格率はどれくらいだろう?
このような方へ向けた記事です。
FP3級の難易度は他の資格と比べて易しいと言われています。
ただ実際勉強してみると「思ったより難しい•••」と感じる方も多いのではないでしょうか。
私は「とても難しい」と感じました。。
当記事ではFP3級の難易度や合格率について、他資格との比較、簡単と言われている理由、必要な勉強時間などを解説しています。
この記事でわかること
FP3級の合格率|過去10年の推移
「日本FP協会」と「きんざい」それぞれのFP3級 過去10年間の合格率は下記になります。
FP3級 過去10年の合格率
- 日本FP協会・・・82.22%
- きんざい・・・58.11%
※2014年1月〜2023年9月
※学科+実技の平均
FP3級 日本FP協会|過去10年の合格率と推移
日本FP協会の3級試験、過去10年間(2014年1月〜2023年9月)の合格率の平均は82.22%です。(学科と実技をたした平均)
FP3級「FP協会」 過去10年の合格率
学科+実技•••82.22%
- 学科•••79.24%
- 実技•••85.2%
※2014年1月〜2023年9月
10年スパンで見ると合格率は学科よりも実技の方が高いです。
また23年9月は学科も実技も70%台で、例年より合格率が低い(難易度が高い)試験でした。
近年は80%台以上が続いていました。
「FP協会」3級 過去10年間の合格率
(2014年1月〜2023年9月)
試験日 | 学科 | 実技 |
2023年9月 | 74.78% | 77.67% |
2023年5月 | 88.25% | 86.83% |
2023年1月 | 85.25% | 88.34% |
2022年9月 | 80.78% | 84.44% |
2022年5月 | 83.37% | 90.33% |
2022年1月 | 87.01% | 90.75% |
2021年9月 | 84.69% | 80.50% |
2021年5月 | 83.25% | 76.65% |
2021年1月 | 87.92% | 86.53% |
2020年9月 | 89.64% | 88.04% |
2020年5月 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 85.34% | 79.45% |
2019年9月 | 78.09% | 79.48% |
2019年5月 | 69.07% | 86.42% |
2019年1月 | 74.09% | 83.38% |
2018年9月 | 78.63% | 86.50% |
2018年5月 | 78.92% | 90.47% |
2018年1月 | 80.33% | 89.07% |
2017年9月 | 78.47% | 85.37% |
2017年5月 | 71.87% | 86.18% |
2017年1月 | 67.20% | 85.07% |
2016年9月 | 69.21% | 76.81% |
2016年5月 | 76.58% | 84.90% |
2016年1月 | 68.62% | 81.60% |
2015年9月 | 77.93% | 84.14% |
2015年5月 | 76.89% | 90.59% |
2015年1月 | 81.30% | 89.44% |
2014年9月 | 85.33% | 81.50% |
2014年5月 | 76.96 | 93.81 |
2014年1月 | 78.12 | 86.59 |
平均 | 79.24% | 85.2% |
学科+実技の平均 | 82.22% |
FP3級 きんざい|過去10年の合格率と推移
きんざいの3級試験、過去10年間(2014年1月〜2023年9月)の合格率の平均は58.11%です。
(学科と実技の「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」を足した合格率の平均です)
FP3級「きんざい」過去10年の合格率
学科+実技•••58.11%
- 学科•••59.03%
- 実技(個人+保険)•••57.65%
- 実技(個人)•••63.48%
- 実技(保険)•••51.82%
※2014年1月〜2023年9月
2023年9月試験の学科は37.19%でここ10年で一番合格率が低かったです。
10年で学科の合格率が一番高かったのは、2014年9月の77.33%。
そのあと波はありますが全体的には下降傾向です。
また実技の「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」も、10年スパンで見ると合格率は下降傾向です。
3級「きんざい」過去10年の合格率
試験日 | 学科 | 実技(個人) | 実技(保険) |
2023年9月 | 37.19% | 62.29% | 55.3% |
2023年5月 | 54.13% | 61.58% | 58.91% |
2023年1月 | 56.00% | 67.56% | 40.05% |
2022年9月 | 43.41% | 58.23% | 43.28% |
2022年5月 | 49.03% | 62.24% | 45.64% |
2022年1月 | 62.52% | 53.14% | 39.53% |
2021年9月 | 53.31% | 43.25% | 48.68% |
2021年5月 | 47.81% | 59.63% | 47.76% |
2021年3月 | 38.88% | – | – |
2021年1月 | 63.75% | 58.63% | 56.01% |
2020年9月 | 69.28% | 35.28% | 56.20% |
2020年5月 | 中止 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 65.43% | 50.22% | 48.19% |
2019年9月 | 62.77% | 45.44% | 43.31% |
2019年5月 | 42.76% | 54.35% | 44.85% |
2019年1月 | 51.91% | 56.21% | 39.32% |
2018年9月 | 61.64% | 51.46% | 34.32% |
2018年5月 | 57.84% | 71.20% | 35.69% |
2018年1月 | 65.34% | 67.13% | 42.98% |
2017年9月 | 69.95% | 75.83% | 67.05% |
2017年5月 | 55.12% | 59.69% | 40.60% |
2017年1月 | 48.19% | 74.89% | 48.97% |
2016年9月 | 55.08% | 83.18% | 66.99% |
2016年5月 | 54.93% | 61.95% | 42.53% |
2016年1月 | 55.86% | 57.30% | 58.58% |
2015年9月 | 66.45% | 76.99% | 50.26% |
2015年5月 | 55.82% | 65.43% | 61.87% |
2015年1月 | 69.21% | 69.74% | 58.90% |
2014年9月 | 77.33% | 68.54% | 64.54% |
2014年5月 | 57.52% | 56.36% | 47.73% |
2014年1月 | 63.38% | 69.72% | 62.84% |
平均 | 59.03% | 63.48% | 51.82% |
個人+保険の平均 57.65% | |||
学科+実技の平均 | 58.11% |
FP3級の合格率が「FP協会」と「きんざい」で差があるのはなぜ?
FP協会ときんざいの3級試験の合格率を見て「合格率にこんなに差があるのはなぜ?」と不思議に思った方もいらっしゃるかもしれません。
FP3級 過去10年の合格率の平均(学科+実技)
- FP協会•••82.22%
- きんざい•••58.11%
特に学科は全く同じ試験内容ですが、過去10年の合格率を見ると「FP協会」が79.24%、「きんざい」が59.03%で20.21ポイントも大きな開きがあります。
2機関の合格率に差があるのは、次の2つの理由からだと考えられます。
- 実技試験は「きんざい」の方が少し難しいから
- 学科試験は受検者層が違うから
国家資格のFP3級は2機関のどちらで取得しても価値は同一。
難易度も基本的には同じとされています。
ただ両方解いてみると、実技は「きんざい」の方がちょっとだけ難しい気がしました。
その理由は「きんざい」の方が試験範囲の分野が少ない分、問題の内容がより深くなっているからだと思います。
また学科試験の合格率の差は受検者層の違いが影響していると言われています。
「FP協会」は個人の受検者が多く、一方「きんざい」は金融サービス従事者などの団体受検が多いようです。
「FP協会」の受検者の方が自発的に申し込みをする人が多く、試験への真剣度が高いため、合格率の差に影響していると考えられています。
FP3級の難易度 他資格との比較
FP(ファイナンシャルプランナー)技能検定は国家資格です。
FP3級の難易度は他の国家資格や似ている民間資格と比べて、易しいと言われています。
FP3級の合格率を学習範囲が関連している他の資格と比べてみましょう。
FP3級の合格率
FP3級の過去10年間の合格率はFP協会が82.22%、きんざいが58.11%でした。
FP3級 過去10年の合格率の平均(学科+実技)
- FP協会•••82.22%
- きんざい•••58.11%
※2014年1月~2023年9月試験
関連する他資格との比較
FP3級と関連性がある他の資格との比較は下記になります。
※特に注目したい資格に黄色いマーカーをつけています。
FP3級合格率 |
58.11〜82.22% |
FP試験と関連性がある他の資格の合格率
- 簿記3級•••36.5%(2023.2.26試験)日本商工会議所
- 社会保険労務士•••5.3%(令和4年8月28日)厚生労働省
- 宅建士•••17.0%(令和4年)不動産適正取引推進機構
- マンション管理士•••11.5 %(令和4年11月27日)マンション管理センター
- 証券外務員•••70.5%(2022年度)日本証券業協会
- 税理士•••19.5%(令和4年度)国税庁
- 行政書士•••12.13%(令和4年11月13日)行政書士試験研究センター
- 貸金業取扱主任者•••26.6%(令和4年11月20日)日本貸金業協会
- 社会福祉士•••44.2 %(令和5年2月5日)社会福祉振興・試験センター
- 介護福祉士•••84.3%(令和5年1月29日)社会福祉振興・試験センター
- 公認会計士•••7.7%(令和4年)公認会計士・監査審査会
- 不動産鑑定士•••36.3%(令和4年)国土交通省
- 司法書士•••5.18%(令和4年)法務省
簿記3級と比較しても、FP3級の方が合格率が高く難易度は易しいですね。
介護福祉士や証券外務員と近く、合格率だけで考えるとこれらの資格と難易度も近そうです。
(介護福祉士は受験資格が厳しいので単純には比較できないかもしれませんが•••(^^;)
FP3級が「簡単」と言われている理由
FP3級はよく「簡単」と言われていますが、それはこの合格率の高さによるものです。
また問題自体もとても解きやすい作りになっています。
学科も実技も2〜3個の選択式から選ぶマークシート。
過去問をベースに定番問題が多いので対策しやすい試験です。
FP3級「学科」と「実技」の問題
学 科 | 実 技 | ||
FP協会 | きんざい | ||
出題 | マークシート ◯╳式30問 3択式30問 | マークシート 3択式20問 | マークシート 3択式 事例形式5題15問 |
時間 | 120分 | 60分 | 60分 |
3級は「学科」も「実技」もペーパーテストで面接はありません。
FP3級 独学での合格に必要な勉強時間や勉強方法
FP3級は「簡単」と言われていますが、実際に勉強してみると「意外と難しい」と感じる方も多いと思います。
私も最初はわからない問題が多くて「とても難しい」と思いました•••。
それは試験の出題が広範囲にわたるためです。
下記の6分野になります。
- ライフ
- 保険
- 金融
- 税金
- 不動産
- 相続
問題は広く浅くなので、深い学習は必要ないですが、広範囲の基礎的な知識を身につけなければならないので、それなりの勉強時間は必要になります。
そのため試験対策の時間はしっかりととって本番に臨むことが大切になります。
FP3級 初学者が独学合格するために必要な勉強時間
FP3級に初学者が独学で合格するために必要な勉強時間は30〜70時間くらいかと思います。
- ギリギリ合格を狙うなら30−35時間くらい
- 確実に合格を目指すなら70時間くらい
(私の経験談による感想です)
30〜70時間を1〜2カ月でこなすイメージです。
確実合格を目指すなら70時間くらい勉強すると安心かと思います。
FP3級合格に効率がいいと思うおすすめの勉強方法
FP3級の合格に効率がいいと思うおすすめの勉強方法は下記になります。
FP3級の合格に効率がいいと思う勉強方法
- テキストや動画で一つのセクションを学習→問題集で同じセクションを解く
- 隙間時間にYouTubeや過去問道場さんで復習
- 過去問を通しでやる
- 自分はお金持ちになったと妄想してモチベーションUP
FP3級におすすめのテキスト
FP3級を初学者の方が独学で勉強するときにおすすめのテキストは下記の2つになります。
理由は解説が丁寧で初学者向けに作られたテキストだからです。
図やイラストが多いので読みやすいです。
テキストの詳しいレビューはこちらでまとめています。
ちなみに、テキストと問題集は同じシリーズだとリンクしているので使いやすいです。
どちらも良本なので、どちらを選んでも勉強しやすいと思います。
両方ともAmazonで試し読みができます。
FP3級の過去問
FP3級は市販の問題集で各セクションごとに問題を解くと効率がいいですが、問題集は1回分の総合問題がたくさんは載っていません。
(1回分載っていたり、載っていない問題集もあります。)
1回分の問題を学科も実技も通しで解いておくと全体量がわかり、当日慌てずに済むのでおすすめです。
最低1回、できれば何回か分を通しで解くと安心です。
「FP協会」と「きんざい」が無料で提供
FP3級の過去問は「FP協会」と「きんざい」が無料で提供しています。
「FP協会」も「きんざい」も解答はありますが解説はありません。
私は解答解説で、お金の寺子屋さんのサイトを利用させていただいていました。
とても使いやすいサイトで、ありがたかったです。
過去問は市販の過去問集を購入した方がいいかも?!
過去問は「FP協会」と「きんざい」の公式サイトで無料でダウンロードできます。
ただ自宅に印刷する環境がないとコンビニなどで印刷しないといけないです。
FP3級は学科が11ページくらい、実技(FP協会の場合)が16〜19ページくらい、合わせて30ページくらいでした。
私が行ったコンビニの印刷が1枚20円だったので、学科と実技1回分で600円かかってしまいました。
複数回分を印刷するなら市販の過去問とどっちがお得か比較してみてもいいかもしれません。
FP3級の合格ラインや合格点は?
FP3級の合格ラインは学科も実技も正答率60%以上で合格となります。
FP3級の合格点
学 科 | 実 技 | ||
FP協会 | きんざい | ||
合格 | 60点満点で36点以上 (6割以上) | 100点満点で60点以上 (6割以上) | 50点満点で30点以上 (6割以上) |
出題 | マークシート ◯╳式30問 3択式30問 | マークシート 3択式20問 | マークシート 3択式 事例形式5題15問 |
時間 | 120分 | 60分 | 60分 |
FP3級 学科試験の配点
学科は◯╳式が30問、3択式が30問の合計60問あり、そのうち36点以上で合格。
配点は1問1点なので36問正解で合格になります。
FP3級 学科の配点
出題 | マークシート ◯╳式30問 3択式30問 |
合格点 | 60点満点で36点以上 (6割以上) |
配点 | 1問1点 |
合格ライン | 36問正解で合格 |
学科は「FP協会」も「きんざい」も共通の試験です。
FP3級 実技試験の配点
実技は「FP協会」と「きんざい」で違う試験になります。
そのため実技の配点も実施団体で異なります。
FP3級 実技試験「日本FP協会」の配点
「日本FP協会」の実技試験は全部で20問ありそのうち60点以上で合格。
配点は1問5点なので12問正解すれば合格です。
FP3級 「FP協会」実技の配点
FP協会 | |
出題 | マークシート 3択式20問 |
合格点 | 100点満点で60点以上 (6割以上) |
配点 | 1問5点 |
合格ライン | 12問正解で合格 |
FP3級 実技試験「きんざい」の配点
「きんざい」の実技試験は全部で15問あり50点満点中30点以上で合格。
配点は3点が10問、4点が5問あるのですがどの問題がどの配点かは非公表になっています。
FP3級 実技の配点
きんざい | |
出題 | マークシート 3択式 事例形式5題15問 |
合格点 | 50点満点で30点以上 (6割以上) |
配点 | 10問:3点 5問:4点 |
合格ライン | 10問正解:合格 9問正解:合格or不合格 8問正解:不合格 |
合格ラインは10問正解だと間違いなく合格。
9問正解は合格と不合格の可能性があります。
(4点の問題が3個以上正解していれば合格なのですが、配点がわかりません。)
8問正解だと不合格です。
「きんざい」公式サイトの過去の模範解答に配点が記載されているので、複数回分の試験を見ると、少し参考になるかもしれません?
FP3級の「学科」と「実技」はどっちが難しい?
FP3級の学科試験と実技試験はどっちが難しいでしょうか?
FP協会の過去10年の合格率は、実技の方が学科よりも高いですが、近年その差は縮まっています。
学科は基礎的な知識を問う問題、実技はその基礎知識を使った「計算や資料を読み解く」応用問題が出ます。
学科の勉強だけをしても、実技でも解ける暗記問題がいくつか出ます。
ただし、実技ならではの「計算や資料を読み解く問題」があるので実技対策はした方がいいです。
定番問題が多いので過去問を何回も解くことでしっかりと対策することができます。
ちなみに、私は3級は「みんなが欲しかった」の問題集を、2級は「みん欲し」の問題集とFP協会の過去問を印刷して両方を使っていました。
「FP協会」と「きんざい」は過去問を無料でダウンロードできるので、問題集と組み合わせるとより多くの実技試験の過去問を解くことができるかと思います。
「FP協会」と「きんざい」の過去問の回答解説は、お金の寺子屋さんのサイトを利用させていていただいていました。
また他にも、過去問道場さんも分野を絞って出題してもらえるので大変便利で、よく利用させていただいていました。
こちらの記事で実技について詳しく解説しています。
FP3級の試験日
FP3級試験は年に3回(5月・9月・1月)あります。
試験日は下記の通りです。
- 5月:5月の第4日曜日
- 9月:9月の第2日曜日
- 1月:1月の第4日曜日
申込期間は試験日の1カ月半〜2カ月前に締め切られます。
けっこう早いです。
「いつの試験を受けるか」を先に決めておくとスムーズに受験できます。
2023年度 FP3級 試験日程
第 1 回 | 申請受付 2023年3月17日(金)〜4月7日(金) |
試験日 2023年5月28日(日) | |
合格発表 2023年7月4日(火) | |
第 2 回 | 申請受付 2023年7月5日(水)〜7月25日(火) |
試験日 2023年9月10日(日) | |
合格発表 2023年10月20日(金) | |
第 3 回 | 申請受付 2023年11月14日(火)〜12月5日(火) |
試験日 2024年1月28(日) | |
合格発表 2024年3月8日(金) |
ちなみに2級試験も3級と同じ日です。
こちらの記事でFP3級の日程について詳しく解説しています。
まとめ|FP3級の難易度はどれくらい?簡単って本当?他の資格との比較や勉強時間も解説
というわけで今回は「FP3級の難易度はどれくらい?簡単って本当?他の資格との比較や勉強時間も解説」についてお伝えしました。
ポイントをまとめます。
FP3級の合格率は
FP3級 過去10年の合格率
- 日本FP協会・・・82.22%
- きんざい・・・58.11%
※2014年1月〜2023年9月
※学科+実技の平均
学習範囲が関連する他の資格と比べて合格率は高めで難易度は易しめでした。
FP3級がよく「簡単」と言われている理由は合格率が高いからと、問題自体が解きやすい作りになっているからでした。
学科も実技も2〜3個の選択肢から選ぶマークシートでした。
とはいえFP3級は試験範囲がとても広いのでしっかり勉強時間を取らないと受かりづらい試験。
FP3級に初学者が独学で合格するために必要な勉強時間は
- ギリギリ合格を狙うなら30−35時間くらい
- 確実に合格を目指すなら70時間くらい
(私の経験談による感想です)
でした。
FP3級におすすめのテキストは
FP3級の過去問は「日本FP協会」と「きんざい」の公式サイトからダウンロードできました。
私は解答解説で、お金の寺子屋さんのサイトを利用させていただいていました。
FP3級の合格ラインは学科も実技も6割以上の正答でした。
FP3級の合格点
学 科 | 実 技 | ||
FP協会 | きんざい | ||
合格 | 60点満点で36点以上 (6割以上) | 100点満点で60点以上 (6割以上) | 50点満点で30点以上 (6割以上) |
出題 | マークシート ◯╳式30問 3択式30問 | マークシート 3択式20問 | マークシート 3択式 事例形式5題15問 |
時間 | 120分 | 60分 | 60分 |
FP3級の「学科」と「実技」の合格率にあまり差はなく、同じくらいの難しさでした。
ただ「実技」は定番の計算問題が多いので過去問などで何度も反復するのがおすすめの対策でした。
FP3級はよく「簡単」と言われていますが、実際に勉強してみると難しいと感じますし、とても役に立つ知識を身につけることができます。
試験日に向けてできれば計画的に勉強を進められるのが望ましいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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